自分と向き合う時間を作る!ジャーナリングで心の整理術

■ 気づけば、ずっと“追われてる”

朝起きて、メールをチェックして、仕事に追われて、帰宅して、
気づけばまた夜。
やるべきことはこなしているけど、心は置き去り
そんな日々を繰り返していませんか?

忙しく働く毎日の中で、自分の気持ちに目を向ける余裕なんてない。
だからこそ、知らず知らずのうちに心が疲れてしまうのです。

「ちゃんと休んだはずなのに、なぜかモヤモヤが取れない」

そんなときにおすすめしたいのが、ジャーナリングという習慣です。


■ ジャーナリングってなに?

ジャーナリングとは、「今の気持ちを言葉にして書き出す」こと。
日記のようでもあり、心のメモ帳のようなものです。

・何を書けばいいの?
・毎日書かなきゃいけないの?
・ネガティブなことばかりになりそう…

そんな心配はしなくて大丈夫。
ジャーナリングにルールはありません。
あなたの心の声を、ありのまま自由に書いていいんです。


■ 書くだけで、なぜ心が整うの?

私たちの頭の中には、1日に数万もの思考が流れていると言われています。
その多くは無意識のうちにぐるぐると巡っていて、
「考えているようで、何も整理できていない」ことも少なくありません。

ジャーナリングは、そんな心の渋滞を一度止めて、
言葉というカタチにして外に出してあげる作業。

たとえば…

  • 「なんか疲れてるな」→「今日は朝から気を張ってたんだ」
  • 「イライラする」→「あの言い方、ちょっときつかったな」
  • 「やる気が出ない」→「本当は休みたいのに、無理してるのかも」

…というように、書いていくうちに自分の本音や疲れの正体が見えてくることがあります。

書くことで、「自分がどう感じているか」に気づける
この気づきが、心を整理し、ラクにしてくれるのです。


■ どんなことを書けばいいの?

決まりはありませんが、最初のうちは「3〜5分だけ」「箇条書きでもOK」など、
ハードルを下げて始めるのがおすすめです。

たとえばこんなふうに

  • 今日あったこと
  • 気になった出来事
  • 誰かの言葉に反応した理由
  • 今の気分
  • 何が不安なのか
  • 本当はどうしたいのか

最初はモヤモヤしていても、書いているうちに心が整理されていく感覚があるはずです。


■ こんなときに書いてみよう

1. イライラや不安でいっぱいなとき

感情をそのまま書き出すだけでも、発散になります。
「なんでこんなにムカついたんだろう?」と掘り下げると、新たな気づきも。

2. 判断に迷っているとき

「どうしたらいいかわからない」と思っているときに、気持ちを並べてみると、
自分が大切にしたいことが浮き彫りになることがあります。

3. 人間関係でモヤモヤしたとき

言葉にできない感情を、ノートにこっそり書いてみると、
相手ではなく「自分の反応」に気づくことができ、気持ちが落ち着くことも。


■ 書くときのコツ3つ

書き方は自由でいい

ノートでもスマホでも、1行だけでもOK。
「○○だった。しんどかった。もう寝たい」そんな簡単な文でも、心は反応します。

正しい言葉にこだわらなくていい

きれいにまとめようとしなくて大丈夫。
乱れていても、支離滅裂でも、それが今の本音です。

誰かに見せるものじゃない

他人の目を気にせず、素のままの気持ちを書けることが大切です。
書いた後は捨ててもいいし、パスワード付きのメモアプリでも。


■ 忙しい人こそ、立ち止まる時間を

「こんなことで、何か変わるの?」
そう思うかもしれません。
でも、たとえば1日5分、ほんの数行書くだけでも——

  • 自分の疲れに気づけた
  • イライラの原因が見えた
  • 今日頑張ったことに気づいて、自分をねぎらえた

そんな小さな変化が、じわじわと心の負担を軽くしてくれます。

“自分を後回しにしている感覚”がある人にとって、
ジャーナリングは自分を大切にする時間になるかもしれません。


■ まとめ:気持ちは、言葉にするとラクになる

心の中にある気持ちは、見えないからこそ、たまっていきます。
でも、それを言葉にして外に出してあげるだけで、
自分の中にスペースができ、少しだけ呼吸がしやすくなるのです。

ジャーナリングは、特別な人だけの習慣ではありません。
「なんとなく疲れた」「最近、気持ちが忙しい」
そんなあなたにこそ、そっと試してみてほしい心の整え方です。

今日という一日を締めくくる数分間、
あなた自身のために、言葉でそっと心をほぐしてみませんか?

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