失敗談から学ぶ「失敗しない外注」【思い通り動いてくれる依頼方法】

  • 外注したけど、外注先が思うように動いてくれなかった
  • 業務委託してみたけど、仕上がりのクオリティが低くて結局自分でやった
  • もう外注で失敗したくない
  • 人にタスクをお願いする時のコツを知りたい

そんな方は読んでください!今回の記事は失敗談から学ぶ「失敗しない外注」です!

目次

ケース① 当たり前は当たり前ではない

デザイン関係の会社を営むAさん
求人サイト制作のために、サイト内で使う一部のデザインをデザイナーBさんに外注しました。

お客さんへの納期が○月○日です。
これこれこういうデザインで進めてほしいんです。

承知しました!
制作にとりかかります!

待てど暮らせどデザインが上がってきません・・・
さすがに心配になったAさんが確認の連絡を入れます…

大丈夫ですか?
○月○日がお客さんへの納期ですが、間に合いますか?

大丈夫です!ギリギリですが間に合います!

しかし!
納期の数日前になっても上がってこない…

お待たせしましたー!

とデザインが上がってきたのがお客さんへの納期前日
しかも!!!!! Aさんの望んだデザインではありませんでした…

結局、自分でやることになるのかー
トホホ…

同じようなこと、ありませんか?
デザイン関係の仕事では、上がってきたデザインの校正(修正)はよくあることです。
Aさんは「校正はあって当然なので、お客さんへの納期を伝えれば、相手が逆算して早めにデザインを上げてくれるだろう」と考えていました。
ところが、Bさんはそうではありませんでした。
Bさんは「要望通りのデザインに仕上げたから、一発でOKをもらえること間違いなし!お客さんへの納期までに上げれば問題ないでしょ!」という考えでした。

お互いに細かい確認をせず「自分の当たり前と相手の当たり前が同じ」と思い込んでいたことがこのケースの大きな失敗要因です。
デザインの要望を含め、いつまでに完成させるのか、校正(修正)は何回まで可能なのかなど、細かく確認しておくことでトラブルにならずに済みそうです。

そんな当たり前のこと!?と思うかもしれませんが、こういう失敗は意外にも多いもの。
「これは当たり前」「伝えたつもり」で片付けずに、自分の要望を改めて言語化して相手に伝え、互いに了承してからスタートすることが大切です。

ケース② 外注の目的を理解する~思い通りに動いてくれる依頼法~

デザイン関係の事業を営むデザイナーCさん

動画制作の依頼を受けたため、制作にとりかかっていた。
納期までの期間を考慮し、動画の背景に使用する画像制作を外注することにし、Dさんにお願いした。
デザインが上がってきたが、伝えたはずの要望が押さえられておらず、完成度が低かった。
納期に間に合わせるため、結局自分でデザインを仕上げることになってしまった。

この問題に潜む落とし穴を解決するには、「外注の目的」を考える必要があります。

外注の目的
①自分の苦手なタスクを依頼する
②自分の得意なタスクを依頼する

外注や業務委託など、自分でやっているタスクを他の人にお願いすることは、どのタスクも同じではありません。上記のようにその目的が全く違います。

Cさんはデザイナーであり、本来は背景画像も自分でデザインしたかったのですが、納期までのスケジュールを考慮して外注を選択しました。このため、このケースは「得意なタスクだけどお願いする」に分類されます。
結論から言うと、得意なタスクをお願いする場合は「再現性が必要」になります。

解説

Cさんがクライアントとの打ち合わせでヒアリングをし、その意図を汲んで「○○の部分を目立たせたい。▲▲の部分は力強く描きたい…」などなど、ある程度の完成図がCさんの頭の中にはありました。それをDさんに伝え、頭の中の完成図をつくってもらおうとしました。

結果的に完成度の低い仕上がありになってしまいましたが、Dさんはサボったワケでも、要望を無視したワケでもありません。
DさんはDさんなりに解釈し、Dさんなりの手順で制作していきました。ここが大きな問題でした。
当たり前ですが、解釈の仕方や制作の手順は人それぞれです。
それなのに、Cさんは再現性がある依頼の仕方をしませんでした。普段自分がやっているタスクを体系化できていなかったのです。そのために、Dさんの解釈、Dさんの手順でデザインがつくられていき、そのデザインはCさんの求める方向とは別の方向へ向かってしまったというわけです。
再現性がない依頼の仕方は、このような結果を生んでしまいます。

解決策

解決策は自分が普段やっていることの手順を事細かに体系化することです。
体系化することで再現性が生まれます再現性があると、他の人にお願いしても、思い通りの仕上がりになりますよね!

おまけ解説 ~犬小屋作りだったら~

スクロールできます
苦手なタスクの依頼得意なタスクの依頼

自分でデザインすることもできるが、「自分では考えつかないようなデザインの犬小屋を作りたい」場合。
自分の頭の中にないものを創り出してもらうことが目的
再現性は必要ない。
ヒアリングした内容を基に、自分の頭の中にある犬小屋を再現してもらうことが目的



・納期○月○日
・費用▲▲円
・大きさ□×□×□
・小屋を使用する犬種●●●
・小屋を使用する場所:リビング

自分では考えつかないデザインを希望
あとはお任せします!
・納期○月○日
・費用▲▲円
・使用する素材××★★
・大きさ□×□×□
・形○▼□※△
・小屋を使用する犬種●●●
・小屋を使用する場所:リビング
・デザイン
 ○○色・★★色
 置き場であるリビングが白を基調とした……
  ……

小屋の作り方 手順
①以下の通り、材料をそろえる。
  材料一覧
  …………
②材料AとCを重ねる。
③…
④…



このような感じです。実際にはもっと詳細な情報が必要であったり、互いに確認し合いながら進めていったりすることになると思いますが、簡単にまとめただけでも、依頼の仕方が全く違いますよね。

おわりに 【新たなステージに突入したら】

最後までお読みいただきありがとうございます!
いかがでしたか?外注先や委託先が思うように動いてくれない原因は、意外と自分にあるかもしれません。一度、外注の目的や依頼の仕方を見直してみると新たな気づきがあるかもれません。

ここまで読み進めてくださったあなたは、今、外注や業務委託などで頭を悩ませているのではありませんか?

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