マーケティングにはどんな種類がある？代表的な7つの手法を解説

2023 8/15

2022年10月31日

「マーケティング」という言葉はよく聞くものの、どのような種類があるのか、どの手法を使えばいいのか分からない方は多いことでしょう。

今回は、マーケティングの概要をおさらいしたうえで、オフラインで行う「リアルマーケティング」とオンラインで行う「デジタルマーケティング」の2種類に分け、そのなかに存在する代表的なマーケティング手法について7つ紹介します。

自社で取り組むべきマーケティング手法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

マーケティングの概要をおさらい

マーケティングとは、簡単にいうと「商品やサービスが売れる仕組みを作ること」です。

「誰に・どのような価値を・どうやって提供するか」がマーケティングの基本的な考え方であり、目的としてはブランディングの向上や利益の最大化、集客手段の開拓などが挙げられます。

また、マーケティングと一言でいっても手法はさまざまであり、商品やサービスの特徴、ターゲットなどによって適した方法で取り組む必要があります。

リアルマーケティング

リアルマーケティングとは、デジタル空間ではなく、オフラインのリアルな現場で行われるマーケティングのことをいいます。

ここでは、リアルマーケティングの代表的な手法として「ダイレクトマーケティング」と「マスマーケティング」の2つを紹介します。

ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、企業から顧客に対して直接的なアプローチを行うマーケティング手法です。代表的な方法としては、電話やメール、DMなどで直接的に関係を築くことが挙げられます。

従来の手法であるマスマーケティングは、不特定多数に向けた一方的なアプローチが基本でしたが、ダイレクトマーケティングでは顧客一人ひとりに合わせて最適な発信を行えます。

マスマーケティング

マスマーケティングとは、ある集団に対して一斉に情報を発信して施策を打つマーケティング手法です。大量生産の時代によく使われていた手法であり、テレビや新聞、ラジオなどで活用されています。

ただし、多くの消費者に情報を提供するためにはコストが必要であることと、時代の変化により消費者の行動が多様化したため、マスマーケティングだけでは高い効果を得られなくなりつつあります。

そのため、顧客視点でアプローチできる他の手法と合わせてアプローチしていくことが求められるでしょう。

デジタルマーケティング

デジタルマーケティングとは、デジタル関連のツールを使って行うマーケティング手法のことであり、近年導入する企業が増えています。

ここでは、デジタルマーケティングの代表的な手法として「Webマーケティング」「SNSマーケティング」「動画マーケティング」「コンテンツマーケティング」「バイラルマーケティング」の5つを紹介します。

Webマーケティング

Webマーケティングとは、Webページを活用して顧客との関係を築いていくマーケティング手法です。

ページへのアクセスやWeb上におけるユーザーの行動を分析し、集客や販売を効果的に行うための施策を考えていきます。ターゲットに合わせたアプローチにより、少ないコストで最大限の効果が期待できます。

代表的なのはSEO（検索エンジン最適化）のシステムを活用した方法であり、検索上位にページを表示させることでより多くのアクセスを集めることが可能です。

SNSマーケティング

SNSマーケティングとは、Ｘ（旧 Twitter）やInstagram、FacebookなどのSNS媒体を活用して行うマーケティング手法です。

若者を中心にSNSのユーザー数は増加しているため、ターゲットを絞って商品やサービスの認知を拡大したり、販売数を増やしたりするために効果的といえます。

使用するSNS媒体によって特徴が異なるため、目的を明確にした上で適切なアプローチをしてくことが大切です。また、炎上リスクについても理解し、ユーザーの心に響く投稿をしていく必要があります。

動画マーケティング

動画マーケティングとは、映像を使って商品やサービスのプロモーションを行うマーケティング手法です。

代表的なのはテレビや街中で流れるCMがありますが、YouTubeやTikTokなどの動画媒体が普及したことにより、個人でも動画マーケティングによるアプローチが可能です。

ターゲットを絞り、ニーズに合ったコンテンツを発信することで、高い集客効果が得られる手法といえます。

コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングとは、消費者にとって有益なコンテンツを提供し、継続的なアプローチで関係性を築いていく手法です。

代表的な例としては、YouTubeなどの動画コンテンツ、Webサイトコンテンツ、メールマガジンなどが挙げられます。

コンテンツマーケティングは、継続したコンテンツ提供によって顧客との信頼関係が築けるため、やや時間のかかるマーケティング方法といえます。とはいえ、中長期的な視点で考えると、時間をかけて顧客を獲得することで安定的な既存顧客が増えていきやすいでしょう。

バイラルマーケティング

バイラルマーケティングとは、企業からの情報発信ではなく、顧客からの口コミなど第三者からの情報をユーザーに提供し、アクションを促すマーケティング手法です。

SNSや口コミサイトへの投稿をしてもらうように呼びかけるほか、Webサイトによくある「共有する」ボタンを設置することも効果的です。

ただし、人為的に作成された口コミは不信感を与えやすいため、自然に高感度の高い口コミを集められるような価値提供が求められます。

まとめ

今回は、代表的なマーケティング手法について7種類紹介しました。

記事で挙げた手法はあくまで一部であり、ほかにもさまざまな手法があります。そのため、それぞれについて強み・弱みを理解し、適切なものを組み合わせていくことも大切です。

商品・サービスの特徴や、狙うべきターゲット、自社の目的などに合わせて、最適なマーケティング手法を取り入れられるようにしましょう。