売上の向上における基本的な考え方や7つの重要な戦略を徹底解説！

事業や店舗の売上を伸ばしていくためには、戦略立てて経営を行うことが欠かせません。とはいえ、どのように戦略を考えたら良いのか、何が効果的なのかが分からず悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、売上を向上させるための基盤となる考え方について解説したのち、売上向上に欠かせない7つの戦略を紹介します。

効率的に売上を伸ばし、継続的に事業を行っていきたい、利益を最大化したいという方は、ぜひ参考にしてください。

売上の向上において基盤となる考え方

まずは、売上の向上において基盤となる考え方を知っておくことが大切です。BtoB事業・BtoC事業を問わず、どのようなビジネスでも重要な考え方ですので、しっかりと押さえておきましょう。

売上は、「集客数」「客単価」「成約率」の3つの要素で構成され、それぞれを掛け合わせたものが売上となります。

多くの顧客を集めただけでは売上は伸びず、1人あたりの客単価や集客数に対する成約率を高めていくことが欠かせません。

また、新規で集めた集客数に対し、離脱していく顧客がいることを考慮する必要があります。新規顧客を集めるだけでなく、リピートしてもらえるように離脱率を防ぐ施策を考えることもポイントです。

さらに、前月の売上と当月の売上についてそれぞれの要素を比較し、どの数値を伸ばすべきかを検討していくことも欠かせません。

売上を向上させるために欠かせない7つの戦略

ここからは、売上を向上させるために欠かせない戦略として、次の7種類を紹介します。

これらの要素を満たすことで、効率的に売上を伸ばしやすくなります。

一つずつ解説しますので、それぞれ押さえていきましょう。

新規顧客を獲得する

事業開始からの期間が短ければ短いほど、まずは新規顧客を獲得することがポイントになります。また、既存顧客が多い事業においても、いずれは離脱してしまうため、新規顧客は継続的に獲得していくことが欠かせません。

新規顧客を増やすための具体的な集客施策としては、ダイレクトメールを送ったり広告を出稿したりすることが挙げられます。また、WebサイトのSEO対策を行い上位表示させたり、SNSで顧客にとって魅力的な発信をしたりすることも効果的です。

集客する際は、不特定多数にただ情報を発信するのではなく、ターゲットを絞って価値のある情報を提供していくことがポイントです。

既存顧客のリピート率を高める

新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のリピート率を高めることも売上の向上において重要です。

新規顧客ばかりを集め続けるのは、労力や費用をかけ続けていく必要があります。そこで、既存顧客のリピート率を高めることで、集客コストを抑えて利益を増やしていけるでしょう。

次回の利用予約を積極的にとったり、ポイントカードを発行して来店を促したりすることが効果的です。また、クーポンやキャンペーン情報をメルマガで配信することも良いでしょう。

離脱顧客をできる限り減らす

集客に成功し見込み客を集めることができたとしても、購入に繋がらなければ売上は増えません。そこで、離脱顧客をできる限り減らすための施策を行いましょう。

ポイントは顧客をファン化させることであり、自社の商品やサービスを競合他社と差別化していく必要があります。リピート率の向上にも繋がりますが、顧客を囲い込み、競合へ流れないようにすることが大切です。

客単価・商品単価を見直す

客単価・商品単価を見直すことも売上を向上させるために欠かせません。

客単価を上げるためには、顧客の来店時に何かを購入してもらえるきっかけを作ったり、普段の買い物に追加で購入してもらえるようなプロモーションや動線を考えたりすることがポイントです。

また、商品単価については、顧客のニーズや競合他社の価格をリサーチし、適切な単価に設定することが大切です。単に「安くすればたくさん売れる」「高くすれば売上が増える」とは限らないため、慎重に検討する必要があります。

既存顧客からの紹介による来店を増やす

店舗型のビジネスを行っている場合、自社からのアプローチだけでなく、既存顧客からの紹介による来店を増やすことも効果的です。

友人や知人の自社に対する信頼が加味されたうえで来店を決めるため、成約率が高いことが特徴といえます。

紹介による来店を増やすためには、既存顧客との信頼関係を構築しておくほか、紹介したくなるようなサービスやキャンペーンを行っていくことがポイントです。

消費者を意識したマーケティングを行う

現代のビジネスでは、ただ良い商品・サービスを作れば良いのではなく、消費者のニーズに合った価値を提供していくことが欠かせません。そのため、消費者を意識したマーケティングを行う必要があります。

自社の事業内容に合わせて適切なマーケティング施策を取り入れ、複数の方法を掛け合わせながら試行錯誤していくことがポイントです。

顧客の意見を参考にする

上述のように、現代は消費者のニーズを取り入れたビジネスが成功しやすくなっています。そのため、事業の経営において顧客の意見を参考にすることは、効率よく売上を向上させるために効果的です。

顧客の意見を集める方法として、購入者にアンケートを行ったり、口コミの投稿をお願いしたりすることが挙げられます。

さらに多くの意見を集めるためには、「口コミ投稿でクーポンプレゼント」などの特典を設け、顧客が回答したいと思える施策を打つことも効果的です。

まとめ

今回は、事業や店舗の売上を構成する3つの要素と、売上を向上させるために効果的な7つの戦略について紹介しました。

売上は「集客数」「客単価」「成約率」の要素で構成されるため、それぞれの要素を伸ばしていくことが大切です。また、紹介した戦略を参考に、売上を最大化するための施策を考えていきましょう。